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木型工房から見た風景を書き記します!
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10/05
コンマ1つ
7~8年程前、世を挙げて景気が良かった頃、友人家族と揃ってハワイに行った。友人もそのころはバリバリ儲けていた。ウエッジウッドかロイヤルコペンハーゲンの食器を買うつもりで財布を膨らませて行った。

 ホノルルの中心街に日本のダイエーさんがオーナーの凄いショッピングモールが有った。その四階の店頭でお目当ての物を見つけた。全体に素晴らしい飾りを施した5~60センチほどの磁器がショーウィンドウに左右に間隔をおき、凛として飾られていた。

 価格はドル表示でコンマやら0やらが一杯付いているので、正確を期して店員さんに聞いた。
「幾らですか?」
「ハイ12万8000円です」
すぐに値段の交渉が始まり
「12万円ジャストだったら買います」
と言った。でも、敵もさるもの、いくら言っても聞き入れては貰えなかった。

 あきらめてホテルに帰ってに来たが、友人の奥さんは
「あれは素晴らしい仕事をしている。値打ちがある!絶対安い!欲しい!」
買う気で来た手前もあって諦めきれずに、
「もう値引きはあきらめた、明日は買うぞ!」
と決め、開店時間間もないその店に再度行った。13万円を小分けにして。

 ところがその日は前日の店員さんは休暇で、そこにはいなかった。仕方が無いので違う人に
「すみません、これ頂きます。下さい!」
「有難うございました。」
最敬礼をしてくれた。

 「それではお客さんこのウエッジウッドですね。」
はいと言いながらほくそえんだ。
「いい買物が出来た。」
「それでは日本円で丁度128万円です。」
「えっっ!嘘でしょ、間違いでしょ、12万8000円でしょう。」
「いえ!違います。これ見て下さい。点がここにあるでしょう。」
「でも昨日!?」
そうこうしていると店長も傍に来てくれた。 でも誰が何度見ても変わらない。

 「へーーっ。」
「どうしたのですか。お客さん!お客さん!お客さーん!」


「一日遅かった!」


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